ゆうちょ銀行が限度額の引き上げを?!民間金融機関は反対!!
Kobaです♪
ゆうちょ銀行が昨年末に貯金限度額を1000万円から1300万円に引き上げることを発表しました。
開始されるのは今年の4月からの見込みだそうです。
貯金限度額が引き上げされるのは25年ぶりのことです。
1991年の限度額の引き上げの時は民間金融機関がゆうちょ銀行の預金の加速ぶりに物議を醸し出したことで、それ以来、貯金限度額の引き上げは見送られてきました。
そんな状況が続いた中、今回の貯金限度額の引き上げ案。
提案したのは、自民党です。
今後も更に貯金限度額の引き上げを検討しているようです。
2年後には3000万円という破格な金額も提言されており、もしそれが実現されれば民間金融機関離れが始まることが目に見えています。
ゆうちょ銀行の貯金限度額の引き上げに関しては、民間金融機関7社は共同声明として断固反対と言っています。
それは、そうですよね。
1991年の時には、ゆうちょ銀行の金利が高かったこともあり預金者が民間金融機関からゆうちょ銀行に流れた事情ありました。
ただ、今回は金利格差がそこまでないという要因もあり実現することになったようです。
自民党が何故ここまでゆうちょ銀行の為に動くかと言うと、今年の7月の参議院議員選挙の票確保の為のようです。
本当にどこまでやることに利害が絡んでいて汚いですね。
票確保の要になる全国郵便局長会が限度額引き上げを要望していることで実現しつつある公案です。
ゆうちょ銀行サイドは、限度額の引き上げをしたことでの金利上乗せなどのキャンペーンは行わないと話していますが。
もしも実行されたら過去と同様にゆうちょ銀行に預金者は流れることになります。
現在は預金しても金利が安いので投資信託で収益を望む利用者が多くなっています。
ゆうちょ銀行が預金額が引き上げられただけでは、利用者にはあまりメリットはありません。
投信販売を全ての店舗に導入したくても人員が見込めない店舗での導入は難しい。(商品説明に人手を取られる為)
そして、ゆうちょ銀行は日本郵便に年間約6000億ほどの窓口や貯金業務の委託手数料を支払っています。
委託手数料を検討していかないと負債のリスクを背負っただけになってしまいそうです。
個人的には、ゆうちょ銀行がただ負債を背負う為に貯金限度額の引き上げを要望したとは思えないので近い将来、何かしらの提案を打ち出してきそうな気がするのですが…。
それから、貯金限度額が多くなり怖いのは「預金封鎖」です。
過去に日本でも国の財政が危機に瀕したときに行われています。
あなたも預金をする時は、その点を頭に置いておいたほうが良いかもしれません。
今日も最後まで読んで頂き有難うございました。