「名張毒ぶどう酒事件」の奥西死刑囚は無罪を叫ぶも死亡!!
お疲れ様です。
Kobaです。
半世紀近く無罪を主張していた「名張毒ぶどう酒事件」の奥西死刑囚が亡くなりました。
享年89歳。
八王子医療刑務所で死亡。
名張毒ぶどう酒事件は、54年前の事件です。
事件の概要は、地域の公民館で懇親会が開催されたときに農薬入りのブドウ酒を飲んだ5人の女性が死亡した罪を問われたものです。
他にも12人が中毒症状を起こしています。
1審では無罪でしたが、2審では死刑の判決が確定しています。
7審で弁護士サイドが奥西死刑囚が犯行に使用したとされるニッカリンTの鑑定結果やその他の5点の新しい証拠を提出。
ニッカリンTに関しては、奥西死刑囚は自白をしています。
当時、懇親会である農村生活改善クラブに参加したのは男性12人、女性20人。
男性には清酒が出され、女性にはワインが出されました。
写真を見て感じたのは、なかなかの二枚目だということ。
当時、奥西死刑囚には、本妻の他に愛人がいました。
警察側は、三角関係を一掃する為に女性側のワインに農薬を仕込んだと推理。
実際に、本妻と愛人はワインを飲み亡くなっています。
しかし、奥西死刑囚は半世紀近くも無罪をずっと主張して8度目の再審を却下されたばかりでした。
弁護団が9度目の再審請求を今年の5月にしていたようですが。
最高裁判所でも「犯人と認めることはできない」と判決がでており、ずっと再審が行われてきました。
しかし、その奥西死刑囚は3年前から体調を崩して都内の八王子医療刑務所へ移送されて治療を受ける体調でした。
結論が下されるのを待つことなく体調悪化で10/4の正午過ぎに亡くなってしまいました。
奥西死刑囚人の無罪を主張して再審請求を求めて活動した団体では、事件の矛盾点などを詳しくとりあげています。
昔から、無罪の人間が死刑囚として死刑になっている暗い歴史が日本にもあります。
奥西死刑囚が無罪だったのか有罪だったのかは、半世紀近く経過してしまった今、結論づけるのは厳しいのではないでしょうか。
今日も最後まで読んで頂き有難うございました。